BLOG 美術探訪
2021.03.13
アート・トイの先駆者◆KAWS(カウズ)◆
皆さんこんにちは。
ミライカ美術の田中です。
最近、妻と娘が海でワカメを大量にとって来ました。
保存方法を調べると、一度茹でて、鮮やかな緑色になったら天日干しするそうです。
2日ほどで信じられないほど乾燥して縮みました。
あとは食べやすいサイズに切って保管しました。
手間ですが、当分ワカメ代は要らなくなりました。
お手間でなければチャレンジしてみて下さい。
では今回ご紹介したい現代アーティストはKAWS(カウズ)です。
ニュージャージ出身。
ブライアン・ドネリー(1974年生まれ)
通称KAWS(カウズ)は、ニューヨークを基盤にして活動している画家で、
グラフィック・デザイナー、彫刻家、トイ作家、
ファッションデザイナー、ストリートアーティストです。
いくつもの顔が有るので多才ですよね。
KAWS(カウズ)の作品の特徴は何と言っても目のバッテンマーク。
どんな作品やプロダクトにもこのバッテンマークがついていると
カウズの作品とすぐに分かります。
ポップなキャラクターが印象的で、
ペインティングやスカルプチャーなどあらゆる場面に登場します。
それらキャラクターの多くは、
当初グラフィティなど平面で描かれていましたが、
のちにトイやバルーンなど立体作品へと発展していきます。
その出発点はグラフティアート(落書き)でした。
大学在学時から地下鉄や街中で活動をしていた彼の作品は、
口コミで人気を集め、
ニューヨークで最も人気のあるグラフティアートの一つになりました。
結果、アートとトイを融合したアート・トイの先駆者となり、
ファッションとアートを橋渡しするための土台を築き上げられました。
KAWS(カウズ)の作品で特にシンプソンズ、スマーフ、スポンジボブなどの
アニメキャラクターなどをモチーフにしたものが多く、
タイヤ会社ミシュランでお馴染みのミシュランマン風なキャラクターも
今でも根強い人気があります。
数インチの小さな作品から10メートル以上に及ぶ巨大なものまで
作品のサイズはさまざまで、
さらに、状況に応じてアルミニウム、木、ブロンズなど多種多様な素材が使われています。
KAWS(カウズ)は一般的な現代アート作家のように
ギャラリーで作品を発表するのはなく、
グラフィティ・アーティストやブランドとのコラボレーション作品から
作品制作をはじめたこともあり、
現代アート業界だけでなく一般庶民層まで幅広く認知されました。
中国でUNIQLO x KAWSのコラボTシャツのあまりの人気で
争奪をめぐる大規模争奪騒動が発生。
ナイキのジョーダン4スニーカーともコラボレーション。
販売前からリーク情報が絶えず、間も無く完売。
定価の数十倍の超プレミアスニーカーで、ストリートの憧れの的となっています。
それほどに話題で人気の作家KAWS(カウズ)作品を探しており
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