BLOG 美術探訪
2021.03.31
オモハラの黒いモンスター◆LY(リー)◆
皆様こんにちは。ミライカ美術の田中です。
オシャレなカフェで流れている音楽と聞くと何が浮かびますか?
やはりジャズとかボサノバですよね。
じつはボサノバは1950年代ブラジルのリズムとジャズが融合した音楽なのです。
日本では小野リサさんなどでお馴染みですよね。
しかし、ブラジルの人が日本に来て驚くことが、
何でこんな古い曲が流れているんだ!と衝撃を受けるそうです。
ブラジルの人からするとボサノバは母国の民謡、歌謡曲みたいな感じだそうです。
日本の合体ロボやドラマのおしん、
古いアニメなど外国で何故か大ヒットしている現象って多々ありますよね。
地域や風習、文化の違いって本当に面白いと感じました。
では、今回は現代アーティストのLY(リー)をご紹介したいと思います。
LY(リー)は、白と黒とグレーを使い、
海外で訪れた街並みや、
幼い時から妄想していたランドスケープ(風景)を描きます。
その風景には自身の気持ちや想いを投影した
黒い大きな瞳のモンスターが彷徨っているのが特徴的で、
高校生の時から映画監督のハーモニー・コリンを崇拝しているそうです。
表参道・原宿(オモハラ)はLY(リー)が成長してきた街。
表参道・原宿エリアには多くのLY(リー)の作品が見受け、
それは「オモハラの黒いモンスター」と呼ばれています。
LY(リー)も表参道・原宿(オモハラ)の街の壁に黒いモンスターを描くことにより、
小学生から『通学路なのでずっとこの絵見てますよ』とか、
隣のビルのオーナーさんから『この絵、子供たちに人気だよ』と言われ、
普段アートに触れないかもしれない人たちからの反響を感じるそうです。
作品である黒いモンスターもこの街で育っていると話すLy(リー)。
表参道・原宿(オモハラ)では新しく、これから描く壁が待っています。
新たな壁を制作し見上げることができる時、
当たり前にあった愛すべき原宿に人が溢れていることを願っている。
とLY(リー)は言っています。
とても素敵ですね、是非私たちの街の壁にも黒いモンスターを登場させて欲しいです。
表参道・原宿(オモハラ)を飛び出し、
日本中に登場してくる日が近いかも。
ミライカ美術では東京店・福岡店より、
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