BLOG 美術探訪
2023.03.16
一期一会から生み出される重厚アート♦井田幸昌♦
皆さんこんにちは。
ミライカ美術の田中です。
私は毎年辛い時期があります。
それは2~3月、そう花粉の季節です。
花粉症の私は、この時期、専用の薬を飲まないとやっていけません。
花粉症はスギやヒノキなどの植物の花粉が原因で過剰反応を起こし
アレルギー症状がでる病気です。
今や国民病ですよね。
沖縄や北海道には杉が殆ど無いので花粉症にならないそうです。
花粉とは出会いたくないので、この地域に住んでいる方々が羨ましい。
では今回ご紹介したい現代アーティストは井田幸昌です。
1990年、鳥取県生まれ。
父親は彫刻家の井田勝己で、仕事柄海外に行っていることも多かったようです。
父の影響から井田幸昌の周りにはアートが身近にありました。
井田幸昌のアートスタイルが重厚
重圧でまるで彫刻のようなポートレートを描く源流は父が彫刻家だったからなのですね。
「一期一会」をテーマに作品を制作する井田幸昌の画業は
身近な人々との出会いの瞬間を描きたいという気持ちが出発点でした。
そのため井田幸昌は「人間」をモチーフとした作品を多く制作しています。
出会いを非常に大切にされているのですね。
井田幸昌は思考を具現化することが目的と語る。
絵がもつ造形性のなかで何ができるのか。
それがいちばん重要なことで、作家自身の生い立ちだったり
様々なものが絡み合って表層になり作品が生まれてくるそうです。
井田幸昌の作品の多くはペインティングナイフを使った独特の荒いタッチで描かれる油彩画ですが
有名人を描きつつも、崩したり歪ませたりすることで
逆に匿名性が入り込み面白い。
パレットナイフでザッと絵具を塗りつける技法的な面からも
「暴力性」を孕むところも鋭く鋭利で逆に魅力を感じます。
近年は制作の幅を広げ、立体作品やシルクスクリーンの作品も果敢に挑戦されています。
今後はさらなる飛躍が期待できます。
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