BLOG 美術探訪

2023.02.17

「顔のないヒト」を描き続ける◆オートモアイ◆

皆さまこんにちは。

ミライカ美術の田中です。

20年前くらいにニューヨークに行った時

空を見上げたら文字が浮かんでいて衝撃を覚えました。

それは、飛行機雲による企業広告だったのです。

なんという規模の宣伝方法、アメリカすごーい、、、と思いました。

そしてそれから20年たち、北京冬季オリンピック。

中国のドローン演出に度肝抜かれました。

無数のドローンと細密な映像表現、ついにここまで来たか、、

もう、大規模空間アートと言えるでしょう。

改めて、時代の進化と変化を感じました。

オートモアイ「Untitled(1)」の買取作品画像

それでは今回紹介する現代アーティストはSNS時代だからこそ誕生したオートモアイです。

1990年生まれ。デザイン系の専門学校でグラフィックやタイポグラフィーなどを学び

2014年から作品を描き始めます。

2015年に初となる個展を開催しオートモアイとして本格的に活動を開始します。

普段はインポートシューズの販売を中心に行う企業に勤務するという異色のアーティストです。

「顔のないヒト」が生まれたきっかけは

「匿名」という制作上のテーマが絵を描き始めた時からあり

自分が「何の特別さもない、たくさんいる人間のうちの1人」

だということを作家自身普段から強く感じていたそうです。

そんな自分の目線の先にある世界の中に

そもそも「顔があるヒト」がいること自体がイメージできなくなり

それ以来「顔のないヒト」を描き続けているのだとか。

 

多くの作品は、消費されていく匿名の20代女性が着想源で

日本特有の女性の若さの価値、SNSで若くて可愛い女の子が次から次へと出てくるが

気づいたらみんな消えていく。

そういった女性たちをイメージから着想し、作品が生まれてくるそうです。

作家自身もインターネットやSNSをよく見ていることが作品に色濃く出ているのだとか。

オートモアイ曰く、顔のないヒトの見方は自由で良いそうです。

各作品に作家の込めた意味はあるが

観た方が自分なりに解釈して何かに気付いたり新しい価値観が生まれたりすることが

作品を観てもらう上で望むことだそうです。

オートモアイ「Untitled」の買取作品画像

作品は鑑賞者にとってそういうものであって欲しいと常々思っていますし

作家の手から離れたら、もう作品は観る方の物で良いそうです。

この現代社会における個人っていうのは

本当に曖昧で希薄な存在だと感じる時代だからこそ

生まれた新しい現代アーティスト、オートモアイ。

若々しい感性とオリジナリティーに溢れた独自の世界観で今後の活躍も期待したいと思います。

 

ミライカ美術では東京店・福岡店より

今後大注目のオートモアイの作品を高値相場で買取査定しております。

是非お気軽にお問合せ下さい。

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