BLOG 美術探訪
2021.01.26
太い輪郭の次世代ポートレート!◆KYNE(キネ)◆
皆様こんにちは。ミライカ美術の田中です。
今、福岡で非常に話題の福岡発の作家、グラフィティアーティストのKYNE(キネ)先生をご紹介します。
モノクロで描かれたシャープな輪郭に、透き通った黒髪、吸い込まれそうな清楚な瞳。
アンニュイな表情から時折見せるこちらに微笑みかけているような笑顔。
一度見ると非常に印象に残るポートレート画。
それを描いている作家がKYNE(キネ)先生です。
KYNE(キネ)先生は、福岡のストリートから頭角を現し、ファインアートの世界でも知名度を上げており、
その素顔はあまり知られていません。
人物デッサン画と同時にストリートアートにも興味が湧いて、スプレー缶で写実的な人物画を描いていたそうです。
80年代の漫画やバイクカルチャーが好きで『ホットロード』に影響を受けました。
シンプルな白黒の線画は強度がありその人物ポートレートをステッカーに転写して、
あちこちに貼るうちに徐々に認知されていきました。
ネットで見つけた素材、実際の人物などの髪型やポーズを参考にし、
顔を似せることなく、喜んだり、悲しんだりといった感情がこもらないようにもしているそうです。
そうする事で見る人が自由な感情で受け止められるからです。
街中に無造作に貼られている『KYNE girl』は、まるで皆の憧れのファッションアイコンとして、
トップモデルのような出で立ちで多くの人々を魅了しています。
福岡市美術館のリニューアルオープンの目玉に一つとして、
2階コレクション展示室の13メートルの壁にKYNE(キネ)先生の作品が描かれています。
非常に垢抜けていて、現在の店舗インテリアにもマッチしている先進的なアートのKYNE(キネ)先生の作品は
今後も福岡だけでなく、日本中、世界中に浸透していくことでしょう。
弊社では東京店・福岡店よりKYNE(キネ)先生の作品を探しており高値相場で買取致しております。
是非お気軽にお問い合わせください。