BLOG 美術探訪
2024.11.27
キュビズムの生みの親◆ジョルジュ・ブラック◆
皆さまこんにちは。ミライカ美術の田中です。
以前はお茶や麦茶をよく飲んでいましたが今は水ばかりになりました。
日本ではミネラルウォーターといえば「水」ですが、海外では「炭酸水」というところが多いようです。
お店で出されるのも普通のみずではなく「炭酸水」が出されるようです。
ヨーロッパでは硬度の高い地下水(硬水)が採れることも、炭酸との相性が良い理由のひとつだそうです。
炭酸水も日本で非常に普及しましたよね。
皆さまは水派?お茶派?どちらでしょうか。
それでは今日紹介する画家はジョルジュ・ブラックです。
ジョルジュ・ブラックは、20世紀初頭の重要なフランスの画家であり、キュビズムの共同創始者として知られています。
ジョルジュ・ブラックの魅力は、絵画の構造と空間表現に対する革新的なアプローチにあります。
ジョルジュ・ブラックの作品は、パブロ・ピカソと共にキュビズムを創始し
物体を単純化し、異なる視点から同時に描写することで、リアリズムに対する新しい視点を提供しました。
ジョルジュ・ブラックの作品は幾何学的な形状と分割された空間で構成されており視覚的な複雑さが魅力の一つです。
ジョルジュ・ブラックはピカソに比べて、より落ち着いた色彩を好み、色の調和を重視していました。
モノクローム調や muted tone の色彩は、作品全体に静寂感や秩序をもたらし、視覚的なバランスが強調されています。
第一次世界大戦が始まる前の1914年まで二人の芸術家はコラボレーションを続けてきましたが
1915年5月のカレンシーでの戦いでジョルジュ・ブラックは頭部に深く傷を負い、一時的に視力を失いました。
頭蓋骨に穴が開いたため、絵画制作を中断して長い療養期間を必要としました。
1916年後半になってから再び絵画制作を再開しましたが、ジョルジュ・ブラックは以前のキュビズムのような
硬い抽象性を緩和し、鮮やかな色彩や質感のある表現を追求するようになりました。
彼の魅力は、視覚芸術の限界を広げ、現実とアートの境界を探求する彼の革新的な姿勢にあります。
特に、彼の色彩のバランスやテクスチャの探求、そして物体の新しい視覚的な解釈は
彼の作品を観る者に新鮮な感覚を提供しています。
その後、ノルマンディーの海岸に移り住んでからより個人的なスタイルの制作を続け
今尚、多くのファンに愛され続ける画家です。
ミライカ美術では東京店・大阪店・福岡店よりジョルジュ・ブラックの作品を高値相場で買取査定しております。
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