BLOG 美術探訪
2024.10.21
早世のグラフィティアーティスト◆ジャン=ミシェル・バスキア◆
皆さまこんにちは。
ミライカ美術の田中です。
私は防災も兼ねて乾電池をたくさんストックしています。
たまに新品と使い切りの電池が混ざってしまい、どっちがどっちだっけ?と分からなくなります。
そんな時に、簡単な方法で新品か使用済みか分かる方法があったら嬉しいですよね!・・・それがあるそうなんです!
1. 乾電池のマイナス極を下に縦に持ちます
2. そのまま3〜5cmほどの高さからまっすぐに落とすだけ
3. 使用済みの電池はパタンと横に倒れ、新品はそのまま立ちます。
アルカリ電池は使っていくごとにマイナス面が少し膨らんでいくから、使用済みは倒れてしまうそうです。
是非試してみてください。
それでは今日紹介する画家はジャン=ミシェル・バスキアです。
ジャン=ミシェル・バスキアは1980年代にニューヨークのアートシーンで台頭したアーティストで、彼の魅力は多面的です。
バスキアは、グラフィティアーティストとしてキャリアをスタートさせ
そのストリートアート的なエネルギーが作品にも表れています。
ニューヨークの壁に描かれたメッセージが、そのままキャンバスにも反映され
アート界の主流にストリートの精神を持ち込んだ点が評価されました。
ハイチ系とプエルトリコ系のバックグラウンドを持つバスキアは
人種差別や植民地主義といった社会的・政治的テーマを大胆に取り入れました。
彼の作品には、黒人の歴史やアイデンティティ、抑圧された人々への共感がしばしば描かれています。
バスキアの作品は、王冠、骸骨、言葉や数字など、彼独自の象徴であふれており
これらのシンボルは複雑な意味を持ち、視覚的な強さと哲学的な深みを生み出しています。
特に「王冠」は、彼自身や黒人の歴史における強さや高貴さを象徴しているとされています。
制作スタイルは、しばしば即興的で、感情を直接表現する力強さがあります。
色彩の使い方や線の粗さは、彼が従来の美術規範を無視し、独自の美意識を追求した証です。
ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルとの親交と共同制作も、バスキアの名声を高めました。
ウォーホルのクールでアイコニックなスタイルと、バスキアのエネルギッシュで原始的なスタイルの対比が注目され
芸術界に新たな波をもたらしました。
27歳で亡くなったことで「伝説」化したバスキアですが、短いキャリアの中で彼が残した影響は非常に大きいです。
若くして亡くなった彼の「過去」としてのイメージが、後世のアーティストやファンにとっても神話的な存在となっています。
バスキアの魅力は、アートの枠を超えて多くの人々に共感を呼び起こす普遍的なテーマと、個性的で挑戦的な表現にあります。
ミライカ美術では東京店・福岡店より今後大注目のジャン=ミシェル・バスキアの作品を高値相場で買取査定しております。
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