BLOG 美術探訪
2023.07.24
心の叫びを描くアーティスト◆下田ひかり◆
ミライカ美術の岩永です。
20年程付き合ってきた花粉症対策として
2022年5月ごろから開始した舌下免疫療法の経過報告です。
それまでは毎年2月ごろになると
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水と花粉が非常につらい時期でしたが
現在は僅かに目のかゆみが残るくらいで、快適な春を過ごしています。
もっと早くからこの治療を行えばよかったと思っています。
治療は長期間にわたり、人によっては副作用もありますのでデメリットもありますが
効果的な治療法だと実感しました。
花粉症に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非お医者さんに相談されてはどうでしょうか?
さて、今回ご紹介するのは下田ひかりさんです。
1984年、長野県生まれ。嵯峨美術短期大学にて学び、2005年に卒業。
イラストレーターを目指し、2008年より現代アーティストとして活動開始。
下田ひかりさんの作品といえば
可愛らしい子供をモチーフにした作品を多く描いていますが
どの子も悲しそうな表情をしています。
涙を流しながら「死にたい」といった
少し過激な発言をしている子供たちをどのような思いで描いているのでしょうか?
活動当初からセーラームーンなどの
少女漫画からオマージュした目の大きい子供たちを描いていた下田ひかりさんですが
日本を襲った震災により作風は変化していき
「不安と孤独」「崩壊しつつある世界」がテーマになっていきます。
不安や孤独、寂しさといった感情はどんな子供でも抱く気持ちであり
それは下田ひかりさん自身も体験しており
その気持ちは今後も消えることはないと語っています。
ポップな配色で可愛らしい雰囲気の子供が寂しげな表情。
二つの瞳はそれぞれ違った表現をされています。
その反するイメージの対比により、表現しているのは「生と死」。
震災や新型コロナウイルスによるパンデミックにより
誰もが死がより身近に感じたことでしょう。
その感傷的な気持ちを作品で表現しています。
その世界観はアメリカをはじめ、世界で注目されています。
ミライカ美術では東京店・福岡店より
今後大注目の下田ひかりの作品を高値相場価格で買取査定しております。
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