BLOG 美術探訪
2022.11.24
人の存在を問う現代アーティスト◆山口真人◆
みなさま、こんにちは。
ミライカ美術の岩永です。
私は小学生の時に発症した花粉症と、かれこれ20年程付き合っています。
花粉症のシーズンになると毎日薬を服用して
それでも効いたり効かなかったりと苦しんでいたので2022年になって決心しました。
花粉症を克服しようと。
私が選択したのは舌下免疫療法と呼ばれるもので
毎日1回1錠、体内にアレルゲンを服用することのより
花粉症に慣らしていくというものです。
3~5年の期間飲み続ける必要があるので大変ではありますが
克服を期待して飲み続けようかと思います。
さて、今回ご紹介するのは山口真人さんになります。
山口真人さんは元々アートや音楽に興味があったものの
「独学で学べそうだ」という根拠のない理由で法政大学経済学部に進学します。
独学でアートを学びながら
時には同大学のアートを専攻する学生と共にアートに対する意見交換をするなどして少しずつ活動の幅を広げていき
在学中にウェブデザインの仕事を請け負うようになるものの
すぐに挫折してしまいます。
大学卒業後も精力的に活動し
個人で映画祭に出品、アートデザインが出版社で発表されるなど
ジャンルは多岐にわたります。
全てのジャンルにおいて根底にあったのは「美術史を大切にする」
美大でアートを学んでいないからこそ固定概念のない独創的なアーティストは語ります。
「現代美術というからには、ビジネスやエンタテインメントの要素が必要である。
ポップアートもそこから生まれたものであるし、そのあとに来るものを僕は目指したい。
新たな価値観の発見をぶん投げていきたい」
その投げかけるテーマこそ「人間とは何か」
ドローンやお掃除ロボットを使って作品を手掛け
手を使わずに描いていきます。
機械に委ねるからこそ問われる人間の本質。
表現の機械化によって失われる感性。
その作品を見た人に「自分自身って何だろう?」という問いかけをしています。
その問いかけは「仮想空間」に対しても同様です。
近年すさまじい勢いで発展しているSNS。
AIによって自動生成される新たな自分の顔を自撮りする人たち。
その造形を信じる人たち。
そして自身の存在にまつわる認識に再考を促しています。
様々な角度から疑問を投げかける山口真人さんの作品は今後ますます注目される作家です。
ミライカ美術では東京店・福岡店より今後注目すべし山口真人さんの作品を
高値価格にて査定・買取しております。
是非お気軽にお問い合わせください。