BLOG 美術探訪

2022.10.12

シンプルなポートレート◆ジュリアン・オピー◆

皆様、こんにちは。

ミライカ美術の岩永です。

私の趣味の一つとしてカメラがあります。

カメラを始めたきっかけは初めての海外旅行でイギリスやベルギー、ドイツ等に訪れた時です。

携帯電話で撮った写真を振り返ってみるとあまり上手に撮れていませんでした。

もっときれいな写真を撮りたい!

そう思い、帰国後すぐにカメラを購入しました。

カメラも絵画と同じように、風景、生物、人物等によって撮り方も異なってきます。

個人的に撮影の上達の近道はポートレートやスナップなどの人物撮影だと思っています。

奥深く、難しいですがカメラ仲間を通じて、少しずつですがスキルも向上してきました。

これからもたくさんの写真を撮り、生涯の趣味にしていきたいです。

さて、今回紹介したい現代アーティストはジュリアン・オピーです。

1958年~現代に至るまでに活躍しているイギリスを代表する現代アート作家です。

ジュリアン・オピーは大学卒業と同じ年

イギリスのギャラリーで行われたグループ展に

アニッシュ・カプーア、キース・へリングなどの大御所に混じって作品が展示されるなど

デビュー当時から高い注目を集めます。

 

ジュリアン・オピーは当初、金属彫刻をメインに作品を作っていましたが

現在の代表作ともいえるポートレートシリーズを描き始めたのは1997年以降となっています。

その代表作であるポートレートシリーズは細部を簡略化しており

太い輪郭線、黒い点で表現した目が特徴的でピクトグラムやアニメーションを連想させます。

浮世絵やアニメのセル画のコレクターでもあるオピーは

コレクションの作品から輪郭線を強調した特徴的な作風の着想を得ており

シンプルでありながら、モデルの個性や性格が伝わってきます。

作風も徐々に変化していきました。

ジュルアン・オピー 「Ruth smoking 2 (from Twenty six Portraits)」の買取作品画像 シルクスクリーン

初めの頃はモデルの髪型や顔の特徴をシンプルに表現していましたが

近年ではさらに省略化が進み、頭は丸で、表情はわかりません。

喜怒哀楽の表情も取り去ることでモデルをよりリアルに表現しています。

ジュリアン・オピーは人物以外にも

風景画や、都市のビル群の立体、羊の彫刻なども制作しており

いずれのシリーズはもちろん、要素を簡潔に表現されています。

 

ミライカ美術では東京店・福岡店より

今後大注目のジュリアン・オピー作品を高値相場で買取査定しております。

是非お気軽にお問合せ下さい。

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