BLOG 美術探訪

2022.01.14

神獣を宿す画家◆小松美羽◆

皆さんこんにちは。

ミライカ美術の田中です。

最近釣りにはまって毎週漁港に行っています。

私は40過ぎですが、今まで全く釣りに興味は有りませんでした。

子どもが虫取りなどに興味を持ち始めもっと大きい生き物

もっと大きい生き物となり結果魚になったわけです。

父の威厳を見せる為

とにかく大きな生き物を捕まえれば尊敬されるかなと、、、

しかし娘は全く魚に興味を示さず私一人孤軍奮闘。

もっぱらアジ、キス、ハゼ、などの小型魚ですが楽しくてしょうがないです。

週末はいつも夫婦2人で海に竿を下ろしています。

それでは今回紹介するのは

1984年長野県生まれの現代美術作家、小松美羽です。

 

万物に魂が宿る八百万神の概念や

古くから伝わる神話にも頻繁に登場する霊妙な力をもつ神獣など

日本の伝統的な文化に現代的な芸術感を融合させた独自の表現で話題のアーティストです。

 

「小さい頃から母は私たち兄弟をよく

神社やお寺、美術館、そして博物館に連れて行ってくれました。

美術館には来場者の感想を書くノートが置いてありますよね。

平仮名で「がかになりたい」と書き込んだりもしていました。

(母は画家になれるのは氷山の一角)と

画家という職業があるということも母が教えてくれました。

そうなんだぁと思いながらも画家になれるって幼心に強く思っていた」

と小松美羽は語っています。

22歳で女子美を出たものの画家になるためにはどうしたらよいのかと悩み続け

24歳まではデパートの絵画コーナーでバイトして過ごすなどしていたが

作品が評価されず途方に暮れる日々。

 

ターニングポイントは自身の作品をバーに飾らせてもらい

それが目に留まり多くの方々と交流しました。

もう一つのきっかけとなったのは出雲大社

出雲の土地で「新・風土記」を制作し2014年に奉納。

これをきっかけにさまざまなことが変わり

多くのチャンスが舞い込んでくるようになりました。

その後は着物や有田焼とのコラボレーションなど表現の幅を広げ海外にも進出。

2015年には有田焼の狛(こま)犬「天地の守護獣」が高い評価を受け

大英博物館に永久所蔵され日本館に展示されました。

2016年9月に開催された「G7長野県・軽井沢交通大臣会合」ではアンバサダーを務め

会合の開催記念作品「灯し続け、歩き続け」を制作。

自身の作品を通じて生前の水木しげる先生とも交流しており

水木しげる先生の物の怪の世界観が彼女の作品と交差します。

 

若々しい感性とオリジナリティーに溢れた独自の世界観

国際的に活躍する若手アーティスト小松美羽に今後も期待したいと思います。

 

ミライカ美術では東京店・福岡店より今後大注目の小松美羽の作品を高値相場で買取査定しております。

是非お気軽にお問合せ下さい。

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