BLOG 美術探訪
2024.07.27
好奇心をそそる視覚的インパクト◆仲衿香◆
皆さんこんにちは。
ミライカ美術の田中です。
コロナが落ち着いて来たと思ったら、今度はインフルエンザですか、、、。
以前は冬になれば流行っていましたが、今は季節関係なく流行りますね。
幼い時は寒くなれば体力が落ち、風邪をひくと思っていましたが、風邪はウイルスが原因です。
ですから南極に行って、滅茶苦茶寒くても南極にはウイルスが居ませんので風邪をひきません。
これからも、うがい、手洗い、マスク、まだまだ欠かせませんね。
皆様もお気を付けて下さいませ。
今では多様性が推奨され、アートのジャンルも境目がないような時代である昨今
平面作品でありながらも立体作品に近いものや
コラージュ、デジタルとの融合作品などさまざまなアートが幅広く展開されています。
そんな中、今回紹介する現代アーティストは、仲衿香です。
仲衿香は1994年長野県生まれ。
2019年東京造形大学絵画専攻卒業。
目にした記号や日常生活の事物を絵画に落とし込み
アクリル絵具を用いた厚塗りが特徴の作品を制作しているペインターです。
「今、目の前にある記号を日記のように切り取り、絵画に落とし込んでいます 日々の中で
目まぐるしく新しい流行、建物、技術、表現方法が誕生していますが、その一方で衰退していくもの
無くなっていく物事があります。 目の前に当たり前にある物事は、いつの間にか当たり前では無くなる。
失ってからその物事の価値に気づく場合もあるだろうし
はたまた完全に忘れ去られてしまうかもしれません。
数十年後、数百年後、自分の作品はどういう見え方の変化をしているのでしょうか」
と仲衿香は語ります。
仲衿香は断片的なロゴや自然風景、身近な日常生活の事物などを視覚的な要素として
絵画空間に落とし込み、抽象的な意味を可視化させた図形を再構築しています。
絵具を支持体に厚塗りにのせて描くと、絵具が自分の予想を超えた動きをする瞬間があり、
自分と支持体の間に“ズレ”が生まれ、思い通りにならないそのズレにこそ、 魅力を感じています。
小ぶりながらもアイコニックで存在感があり、絵具がクリーミーな質感でたゆたっている様は
私たちが日常的に目に入る物や景色を再認識させてくれます。
若手アーティストとして、絵画の可能性を探求し続け、伝統的な絵画形式 を打ち破り
「瞬間性」と「偶然性」を直接的に表現し
主体性を排した画面の絵具の厚さや積み重ねられたグラデーション
柔らかくクリーミーな 質感は強い視覚的なインパクトを与えるだけでなく
無限なる好奇心と想像を掻き立てています。
この現代社会において目まぐるしく情勢が変わる時代だからこそ生まれた新しい現代アーティスト仲衿香。
若々しい感性とオリジナリティーに溢れた独自の世界観で今後の活躍も期待したいと思います。
ミライカ美術では東京店・福岡店より、今後大注目の仲衿香の作品を高値相場で買取査定しております。
お気軽にお問合せ下さい。