BLOG 美術探訪

2024.01.23

具象と抽象の間を彷徨うアート◆川島秀明◆

皆さんこんにちは。

ミライカ美術の田中です。

皆様、何らかのサブスクに入られていますか?

私はアマゾンプライムとかネットフリックスなど利用していますが

アニメ、ドラマ、映画のコンテンツ量凄いですよね。

趣味物はYouTubeをよく拝見しています。

最近ふと気づいたらTV殆ど見てないなと

サブスクの見ることが出来るコンテンツが多すぎてTVまで追いつかないという感じです。

我が家の子どもたちもTVは全く見ませんし、本当にTVが無くなる時代がくるかもしれません。

がんばれTV業界。

 

では、今日ご紹介する現代アーティストは川島秀明です。

川島秀明は1969年愛知県生まれで、91年東京造形大学を卒業しています。

彼は美術系の予備校時代、当時講師をしていた奈良美智の下で学びました。

1991年に東京造形大学卒業し

1995年から1997年にかけ比叡山延暦寺での修行などを経て

2000年頃には『草薙凛』という名で仏像やお釈迦様のような

キャラクターのイラストやオブジェを発表していました。

そして2001年から本格的にアーティストとしての制作活動をスタートさせました。

無地の背景に抽象化された女性像をダイナミックに描き出す川島秀明。

空中に頭部だけふわりと浮かび、長くたなびく髪はまるで妖気を表しているかのように感じます。

川島秀明 「Drawing」の買取画像

 

比叡山延暦寺で天台宗の修行を経験した川島秀明は内省的に自己を見つめ、それを作品に投影してきました。

その作品は、ポートレートというよりも魂そのものを感じさせ不思議な魅力を放っています。

2010年頃から、人だと判別できるポートレート作品を制作し

背景が描かれ複数の人物が描かれるなど 作風に少しずつ変化が見られました。

他者へ目を向けるようになり作品も具象的な人物像へと移行しましたが2014年の個展ではまた抽象へと回帰しました。

現在は、川島秀明の内面を反映するかのように

その作風は具象と抽象の間を彷徨い、今も変化し続けています。

彼の描く人物の瞳には、究極的に相反するものの間で揺れる複雑な感情が滲んでいます。

多くのチャンスを与えてくれる有名ギャラリーがバックについた川島秀明。

今後も活躍が期待される注目のアーティストです。

 

ミライカ美術では東京店・福岡店より今後注目の川島秀明作品を高値相場で買取査定しております。

是非お気軽にお問い合わせください。

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