BLOG 美術探訪

2023.10.12

落書きのようなグラフィティーアート◆橋本ユタカ◆

皆様こんにちは。

ミライカ美術の田中です。

令和5年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが

季節性インフルエンザと同じ5類感染症に変更されました。

コロナに結局かからなかったなーと思っていたら遅ればせながら感染てしまい

めちゃくちゃ苦しみました。

特に喉の痛みは尋常じゃなくガラスを飲み込むような痛みでしたが

発症から5日経つと急に楽になりました。

健康が1番ですよ、二度とかかりたくないですね。

皆様もお気をつけ下さいませ。

さて、今日ご紹介の現代アーティストは橋本ユタカさんです。

1979年、大阪生まれ。

嵯峨美術短期大学、大阪総合デザイン専門学校卒業。

漫画などから影響を受け、独自のキャラクターを用いて作品を発表されています。

 

作品のモチーフとしているキャラクターは

私が作り出した共有イメージで製作され

それらは書き順を与えられ記号化され

反復する筆記の中で保存と変化のプロセスはコマ撮りのように

多数の残像として作品として定着していきます。

 

キャラクターに対して「分からない」「なんだこれは」という感情をもった鑑賞者と

鑑賞者の結びつきを強くする装置として

そして美術品としてだけではなく

記録媒体としての側面を持った肖像画として一人の生きた人間の記録となっていくそうです。

生物の一瞬を切り取り、その瞬間に体内に流れるものや周りの空気感を描くことで

「生」を見事に表現しています。

橋本ユタカ「無のための習作」の買取作品画像

橋本ユタカは、人類が生まれた頃、人間はひとつの生命体であり

動植物となんら変わらない存在であったと考えられています。

 

「長い歴史の中で、文化や言語、コミュニティによって区別され

また差別や敵対する社会へと変化し、更に情報が溢れる現代においては

文化や言語、コミュニティのみでなく、常時浴び続ける様々な情報

それら絵や文字からもたらされるイメージが

自分と他者を差別・区別する事に大きな影響を与えているのではないかと考えています。

もし、周りから受け取る情報や、イメージを限りなくゼロにした時

人にはどのような感情が生まれるのか?自分と他者を分ける区別や差別はその瞬間なくなり

人という存在が、平等一体の生命に戻る瞬間があるのではないか。」

と述べています。

あの残像キャラクターアートは多くの深い意味を持ち彼から生み出され

漫画っぽさと落書きのような前衛的なグラフィティーアートは今後も多くの人の目を引くでしょう。

 

ミライカ美術では東京店・福岡店より

今後注目の橋本ユタカ作品を高値相場で買取査定しております。

是非お気軽にお問い合わせください。

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