BLOG 美術探訪
2022.07.25
空想の世界を具現化する◆細川真希◆
皆様こんにちは。ミライカ美術の田中です。
私は40代ですので若い頃はフィルムカメラ
その後、簡易的な写ルンですなど1000円くらいで購入できるカメラが流行りました。
今と違い現像費が意外とするんですよね。
そして画期的なデジタルカメラが登場し
その後携帯電話に組み込まれました。
今ではもうこれがスタンダードなのです。
TVの特集で「はい、チーズといえばどんなポーズ」の質問に
勿論私達世代はファインダーを覗いてカシャ!なんですが
今の10代、20代はスマホを構えて自撮りのポーズだったことに衝撃でした。
うーん、ジェネレーションギャップ。
それでは今日紹介する現代アーティストは細川真希です。
細川真希は大阪を拠点に活躍する現代アーティストです。
自画像とも言われるアニメのキャラクターのような彼女自身が生み出したキャラクターたちが
様々な世界を舞台に描かれた作品で知られています。
その舞台は彼女自身の日常を記録した日記をもとにした世界であったり
名画や小説、映画や漫画など空想の世界であったりします。
可愛らしいキャラクターが日常的な世界や、空想の世界で活躍するPOPな作風が人気です。
描かれる時代背景や場所、小道具などは様々ですが
一貫してどの作品からも感じられるのは絶対的な楽しさ。
作家自身も「・・・どの作品にも共通して心がけているのは
楽しい気分になるものであるということです。
私の生み出したキャラクターたちが楽しんでいる世界を共有していただければ嬉しく思います。」
と言っています。
見る人を自然と微笑ませてしまうこの楽しさこそが細川真希最大の魅力です。
2004年に村上隆の主催する現代美術の祭典「GEISAI」で銅賞を受賞し
2007年にはヨハネス・フェルメールやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの描いた
ルネサンス期の名画をモチーフにした作品で個展を開催しました。
2014年にはフランスのサンタンドレ修道院-現代アートセンターで
若い世代の日本人アーティストが取り組む問題と実践の根底にある
対立のパノラマを提供することを目的として開催された「JAPON」展で
川俣正や山口晃、塩田千春らを含む約50人の日本人アーティストのうちの一人として紹介されました。
美術史の先端である現代のサイバー時代の特性を捉えた彼女の作品は
新たな絵画の可能性を感じさせてくれます。
オークション価格も上昇しており
時代を担うアーティスト細川真希が描く世界に今後注目です。
ミライカ美術では東京店・福岡店より
今後大注目の細川真希作品を高値相場で買取査定しております。
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