BLOG 美術探訪
2021.05.19
夜の街角を光で包み込む画家◆鈴木雅明◆
皆様こんにちは。
ミライカ美術の田中です。
先日家族でスケートをするため、
地元福岡の施設に行きました。
私は思い出せないくらい久しぶりで思うように滑れず、
娘は何時間も楽しそうに滑っていました。
中には3回転半するプロ?の男性も居て、迫力がありました。
動きが全然違いますね。
日本はフィギュアスケートが人気でTVでもよく大会を放送しています。
しかし、地方の現実は厳しく、
私が今回行った福岡のスケート施設も閉鎖の危機で存続の署名運動が行われていました。
何処も採算が合って無いみたいです。
しかし、このままスケート施設が無くなれば
未来の真央ちゃんも生まれなくなるので複雑な思いです。
良いスポンサーなどが付く事を祈ります。
さて今回紹介したい現代アーティストは鈴木雅明です。
鈴木雅明は1981年生まれの、まだ30代のアーティストです。
とはいえ、その活躍はめざましく、
2005年には若手作家の登竜門のひとつであるシェル美術賞のグランプリも受賞しました。
コンテンポラリーアートオークションにもよく作品が出品され、人気を博しています。
鈴木雅明がアートを意識するようになったのは大学に入学以降。
中村英樹先生の講義で白髪一雄が綱にぶら下がり汗だくになって
足で絵を描いている映像を見たときの強烈な印象が本当の意味でのアートとの出会いだったそうです。
試行錯誤の末、夜景画に辿り着きます。
「夜の街の風景を描いているのでロマンチックとか寂しい
街灯の光が希望の光に見えるといった感想を頂くことが多かったのですが
僕自身はそういう感情を持って制作したことは一度もありません。
むしろイメージに対してはもっとクールというか
感情移入するのではなく夜景はあくまでも絵を描くためのイメージのひとつと考えています」とのこと。
鈴木雅明が描くのは、やはり夜の街角です。
暗闇にふわりと浮かぶ街灯や、家々から漏れる灯り。
道端に佇む人々。
クールでありながら、どこかセンチメンタルな空気を漂わせるこれらの風景は
作家の意図とは違い、観る者にそれぞれが持つ
夜の街の記憶を呼び起こさせます。
都会の冷たい夜の街角を
街灯や街灯りの光が優しく温かく迎え入れてくれるノスタルジックな絵柄は
とても人気で今後益々注目されていくでしょう。
ミライカ美術では東京店・福岡店より
今後注目の鈴木雅明作品を高値相場で買取査定しております。
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